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違いを知る

大分の整理収納アドバイザー 板井善江です。

 

 

昨日は本屋巡り。

読みたい本にいくつか出会いました。

 

仕事の本と合わせて購入したのは、栗原類さんの「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」。

 

以前、「笑っていいとも!」に曜日レギュラーで出演されていた時。

毎回番組のエンディングは出演者全員が並んで、タモリさんとのトークがありました。

タモリさんの一言に出演者がみんな笑っている中で

笑っていない栗原類さん。

観ていて違和感を覚えていました。

 

 

その後、ネットで彼がADD(注意欠陥障害)であることを知りました。

今回、著書を読むことで、その特徴は脳のクセであること、幼少期からの経験に伴うADD特有の反応へのご自身の思いを知ることができました。

知らなければその特徴をもつ人に出会ったとき、自分との違いに驚き、違和感を覚え、嫌悪感にまで発展することもあります。

ただ知ることイコール受け入れること、といくまでには時間が必要かもしれません。

 

 

「片付け」についても、その特徴のために片付けができないといわれる障害のひとつにアスペルガー症候群(広汎性発達障害)があります。

それも、その特徴を理解して考えられた方法があり、以前テレビでも紹介されていたのをたまたま観たことがあります。

 

 

文部科学省の2012年の調査によると、通常学級に在籍する児童・生徒の中で発達障害の特徴を示す子供は全体の約6.5%という結果が出ており、これは約15人に1人の割合ということになります。

発達障害についてはここ20年ほどで研究が深まってきたようで、子供のころに判定されず成人になってそうだとわかる「大人の発達障害」も最近耳にする言葉です。

いまや「知らない」では素通りできないことであるように思います。

 

まずは「知ること」から始める。

それが「理解すること」のスタートになるように思います。