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家を建てた後に気づいたこと

大分県大分市を拠点に活動をしております、整理収納アドバイザー 板井善江です。


わが家は家を建ててちょうど10年を迎えます。


建てる時は雑誌やインテリア本を見て、こんな感じがいいな・・・と思うイメージの写真をいろいろと集めてハウスメーカーさんと打ち合わせをしました。


例えば、部屋は明るく、風通しよく、キッチンは対面で、リビングとダイニングは壁を作らず空間をつなげて…など、いろんな希望を伝えました。

当時はまだ整理収納アドバイザーの勉強をしていない時でしたが、それまでの経験から想像して、収納は多めにすることを希望し、リビングに大きめの収納スペースを作り、玄関にも靴箱とは別に収納スペースを作ったりしました。

また、本が好きなのでリビングにも本が収納できるよう、本棚にもなりテレビも設置できる作りつけのテレビ棚をつけたり。
とにかく収納スペースを多めに作ることは考えました。


実際いままで住んできて、収納スペースに困ったことはないのですが、もっとこうすればよかった…と思うことはいくつかあります。


その中で一番思うのが、リビングの窓は腰高窓か高めの位置に窓をつければよかった…ということです。

腰高窓とは、床面から80cm~90cmの高さの窓で、文字通り成人の腰の高さに設置した窓のこと。

それは、棚などの家具を新たに配置しようとした場合、その背面には必ず「壁」が必要だからです。


明るい部屋に憧れて、床面から天井近くまでの大きな窓を西側に作ったので明るさは十分に取れるのですが、部屋の模様替えで家具を移動する際窓を塞ぐのはもったいないような気がして、西側は一面家具が配置できずにいます。
これが腰高窓なら、窓の下の壁面を利用して低めの家具が設置できるからです。


また、床面から天井下までの大きな窓では、レースのカーテンを開けると部屋の中が外から丸見えになるので、思い切りレースのカーテンを開けることができないということも住んでみて気づきました。
(2階リビングなら開けられるのですが)

住み続けていく中で家族が増え、一般的に子育ての時期はモノが増えやすい時期ですが、そんな時期に一時的に収納の家具を増やす場合でも壁面があることで設置場所を確保することができます。

これから家を建てる方は収納スペースを考える際に、元々設置するクローゼットなどの収納スペースと合わせて壁面を確保することも考えておくことをおすすめします


一方、リビングの東側は腰高窓にしたので、棚を設置できています。


東側に配置した棚の上には観葉植物を置いています。
低めの家具だと、上段がちょっとした飾り棚がわりにもなるので便利です。

お天気がいいと東からの光をたっぷり浴びるので植物が元気に育っています。