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子ども支援にこそチームの力

大分県大分市を拠点に活動をしております、整理収納アドバイザー 板井善江です。

今日は子育てのことについて綴ります。

先日、次男の支援に関係する先生方との年に一度の会議がありました。
年に一度集まって、学校、デイサービス、家庭それぞれの場所での次男の様子を共有しあい年間の支援目標を確認したり、具体的な支援方法を相談する場。

この会議用に家での様子を分かりやすく具体的に知っていただくため、4年前から文字と合わせて写真や動画を差し込んだスライドを作って先生方に見ていただいています。
家での様子をより具体的に伝えることで、支援を考える際の参考にしてもらうことがその大きな目的ですが、毎年この1年間でできるようになったことも必ず資料に入れているので、毎年先生方と次男の成長を分かち合うことができるうれしい場でもあります。


特性が顕著で日常生活や社会的な活動に何らかの支障があることを一般的に「障がい」という言葉で表現されているように思いますが、その特性を知って理解し、その特性へどのような工夫で対応していくことで支障となる状態を緩和できるかがわかれば、特性が障がいにはならないと感じています。


親として捉えている特性も含めた日常の様子を発信することで、次男自身の個性に対して先生方の情報が増え、適切な対応をしていただいたり、時にはどのようにしたら良いかを一緒に相談することで、その時々に最適な支援方法で次男に接してもらえることができています。



成長は一朝一夕ではわかりにくいのですが、支援目標とそれに対する具体的な支援方法を先生方と共有し、毎日の活動や生活の中に意識して組み込んでいくことで、1年、2年…と年数が経つほどに著しい成長を感じています。

まさに積み重ねです。


例えば、何か困りがあればどのように対処し緩和することができるかと相談したり、現在形で伸びていることがあればそんなことも共有し各所で同じように取り組んでいただいたり、ちょうどブームが来ている遊びなど共有する内容は様々ですが、そうやって先生方と一緒に支援目標に向かうことでより効果的だとこれまでの経験から感じています。

 親と先生方とてチームとなって支援するイメージです。

 

毎年嬉しいことに、先生方と次男の話をする際、みんなが笑顔で和やかな雰囲気になります。
これは次男の持っているパワーだと毎回感じます。

 

常々思っていることは、例えば将来の就労を見越して身辺自立や学力の向上にむけた細かい支援目標を持つ一方で、きっとこれから先も周囲の方々のサポートを受けながら生きていくと思えば、人から愛される、可愛がられるような人であることが一番だということ。

 

元々、まっすぐで純粋なハートを持ち、いつも癒してくれる存在の次男。

親としてそのままを受け止め包み込むことで、周りの人に対してもそんな人であってほしいと願っています。