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モノを手放す時に感じた思い

大分県大分市を拠点に活動をしております、整理収納アドバイザー 板井善江です。

 

突然ですが、モノの整理は得意な方ですか?

 

 

 

整理は気づいた時に割と頻繁にしていますが、そんな整理のたびに「いずれ使うようにしたい」と思い、18年間1度も使わないのに持ち続けていたものがありました。

それを最近、ついに手放しました!!

 

それは結婚した際のお祝いでいただいたもの。

ただ、当時から今までの生活スタイルでは一度も使う機会がないモノだったにもかかわらず、送り主への思いや、そのモノ自体が品質が良く状態も良かったので、いつか形を変えて使えるようにできれば・・・と思っていたモノでした。

 

 

しかし、収納するためにはスペースが割と必要なことと、将来的に経費をかけて形を変えてみても使う可能性が低いという見通しから、ついに手放すことを決心しました。

 

こうやって文章に書いてみると大したことではないのですが、送り主への思いや当時の思い出が重なると、その思いや思い出を大切にしたいと思ってしまうばかりになかなか手放せなかったのです。

幸いそれを収納できるスペースもこれまでは確保できていたからですが。

 

 

 

いざ手放す時はそのモノを見ると迷いそうになっていましたが、手放した結果、収納スペースに余裕が生まれ使いやすい収納ができたことで、いまでは手放してよかったと感じています。

使うモノを収納できるようにし、出し入れしやすくすることで日々の小さなストレスを解消させることが、この時点での一番の目的。

そこを明確にできたことで「手放す」という行動に踏み切れました。

 

 

 

この経験で、改めて整理をする難しさを実感しました。

それぞれの思い出のモノには、それぞれのストーリーが必ずあります。

そのモノを見ることで鮮明に思い出すストーリー。

 

 

しかし、そのストーリーはモノを手放しても消えることはありません。

しっかりそのモノを活かせていればこそモノは生きてきますが、そうでない場合や、ましてやそのモノが収納スペースを塞いで不便さを感じる・・・などと思ってしまうようなら、手放すという選択が今の生活には必要なこと。

それを改めて実感した今回の整理でした。

 

使わないのに手放せない、という時は、一呼吸置いて考える。

 

今の生活で優先したいことは何か、どうありたいかをよく考えて答えを導き出せば、

きっといまの自分に合った選択ができると思います。